【赤ちゃんにおくる絵本2
 とだ こうしろう/作・絵
 戸田デザイン研究室】

子どもが少しずつひらがなを読み始めてきたので、
大きくひらがなが書いてある本がいいなと思い、
この本を選んでみました。

今年から幼稚園にも入っているので
「赤ちゃんにおくる」という絵本だとちょっと子ども向けすぎるかな?と思ったのですが、
ひらがなを覚えたての歳にはぴったりの絵本でした。

この絵本は、右のページに大きな文字で「ぼうし」などの文字が書かれていて、
左のページには帽子のイラストが大きく書かれているような絵本になっています。

そのため、うちの子が一文字ずつ指を指すので「ぼー、うー、し」と読んであげて、
帽子のイラストを指差して「帽子。」と教えてあげると、
ひらがなの「ぼうし」とイラストの「帽子」の関連性がわかりやすかったようでした。

ひらがなを覚え始めの子には、このくらい大きく文字とイラストが書かれている方が
わかりやすくていいなぁと思いました。

ちょっと気をつける点は、「トマト」や「トラック」など、多少カタカナも入っていることです。
そして、すべてのひらがな(「あ」〜「ん」まで)が書かれているわけではないので
この本だけでひらがなを覚えるのは難しいと思うのですが、

始めはひらがなの一文字一文字は覚えられても、
それがつながると言葉になるという事がまだ理解できていない時には、
その関係性を気づくきっかけになる、
とてもいい学びになる絵本だなぁと思いましたー!

そしてもちろん、ひらがなはまだまだ理解できないという小さな「赤ちゃん」にも、
大きく、そしてはっきりとした色合いで描かれたこの絵本のイラストは
わかりやすくて楽しいじゃないかなと思いましたー。